書く前に読む

 

書くことと読むことはビスケットの裏表のようですね。
食べたとき美味しいのは裏か表は分けられません。

それぐらい一体のものなのですね。
文章は書いただけで読まれなければその役割の半分しか果たして
いませんね

書くサイドからすると読んでもらうという意識は大切です。

いきなり書き手が自分の体験を書き始めても、読み手からすると
サッパリ分からない。

自分の周りのことや考え方、感じ方を全く初めての人に伝える
ことは、まだ経験が浅い自分などには、とても高いハードル
です。

そんな時に、読み手と書き手に共通の話題や価値があれば

読んだ文章の感想を述べたり、自分がいいとおもったところ
などを引用するなど。

自分のことをまだ分かってもらえてない時に、読み手の知って
いる作者の文章を使って読んでもらえるようにしたい。

また、読むことで、自分に響くフレーズなどが積み重ねることで、
表現の幅も広がります。

自分のオリジナルを目指している時に勘違いしてしまうのは、
無から有が生じるように文章が沸き上がってくるイメージを
持ってしまうことです。

作家が何も読まずに、文章を生み出すことなどありえません。
芥川龍之介も古典の「今昔物語」を基本にした作品として
有名な「羅生門」があります。

お手本にする文章をコピペしてはダメですが、表現方法や
文章の構成はお手本にして、どんどん書いていきましょう。

読書も書くために、読むというスタンスで臨むと、自分の
感想ですが、作品を読んでいる読者ではなく、書き手の
頭の中に入って「どうしてこういう表現をするのだろか」
などと書き手のがわに少し移っている気がしました。

作品を味わうことも大切ですが、味わってそれをカラダの
滋養にできると、さらに美味しいですね。

作品としての世界を感じるのにはあまり適していないのかも
しれませんが、こういう読書をしていくとバリエーションが
広がり、違った世界や、作者の本当に書きたいこともわかる
かもしれません。

書く事は、大変ですがこなせていけると自分の世界やモノの
見方も広がりそうです。

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