映画『グリーンブック』キャスト・ネタバレあらすじ感想

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映画『グリーンブック』ネタバレあらすじ感想 映画

 

映画『グリーンブック』は、1960年代のアメリカ南部の状況から多くの問題を描いています。

その時代背景で、黒人ピアニストシャーリーとイタリア系白人トニーが、南部でのコンサートツ

アーを巡る車中旅で、互いに反発しながら偏見を乗り越え、最後には友情に発展していく物語です。

映画『グリーンブック』は、実在のモデルを元に作られていますがドキュメンタリーではないの

で、映画的脚色も加えられています。

キャスト、ネタバレあらすじ、感想も後半にまとめました。

映画を観てからも楽しめる内容になっています。

 

原題   Green Book
公開年   2018年 アメリカ
監督 ピーター・ファレリー
主な出演者  ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ

 

masasun

はじめまして、masasunと申します。

東京で半世紀以上前に生まれました。
映画は子供のころから観ているのでキャリアは
長いです。

学生時代にまとめて深く観ていた経験で少し変わったアングルから紹介できたらと思います。

落ち込んだ時、楽しい時何にも分からないで茫然としていた時に教えてくれたり、聞いてくれたり励まされたりとお世話になってる映画の効用を少しでも伝えられたらうれしいです。

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映画『グリーンブック』ネタバレあらすじ

 

映画『グリーンブック』を観る前のあらすじとしては、1962年のアメリカを舞台に、イタリア系

アメリカ人トニー・リップと、黒人ピアニストのドクター・ドン・シャーリーが南部ツアーをす

るロードムービーです。

ツアーの期間は、秋スタートでクリスマスまでの2か月間です

物語は、ニューヨークのナイトクラブで用心棒をして働くトニー・リップが、クラブの改装期間

の二か月間、一時的な仕事を探している場面からスタートします。

彼が引き受けたのは、黒人ピアニスト、ドクター・ドン・シャーリーの運転手兼用心棒として南

部を回る仕事です。

育ちも性格も価値観も違う2人は、当初は雇い主と使用人という関係でした。

しかし、理不尽や危険、黒人に対する偏見に直面し、少しずつ互いに関心を持ち理解しようとす

るなかで、立場を超えた信頼と友情を育んでいきます。

音楽のテンポの良さで進む一方、黒人が白人と隔離された生活しかできない時代の現実を描いて

いることが、この作品の特徴です。

 

南部を旅する2人が直面する偏見と暴力

ツアーの舞台であるアメリカ南部の当時は、シャーリーはステージでは賞賛される有名ピアニス

トでありながら、それ以外は黒人として差別を受けます。

シャーリーに対する理不尽な扱いに、トニーは当初こうした現実を自分の問題と捉えていません

でした。

私も、当事者でない大きな問題を想像するのは難しいと感じました。

しかし、シャーリーと共に旅を続けるなかで、理不尽なルールの中で生きているかを目撃し、体

験することでトニーは考えを変えていきます。

トニーの変化のきっかけはシャーリーの音楽に対するリスペクトだと思う。

トニーは、シャーリーの演奏に心を動かされたんだと。

この感情があるから互いの理解が深まっていく。

そして、ラストのクリスマスにつながります。

映画『グリーンブック』キャスト|トニー、ドクター・シャーリーを演じた俳優

 

『グリーンブック』の見どころは、正反対に見えるトニーとシャーリーを演じた2人の俳優の存在です。

ヴィゴ・モーテンセンは、用心棒トニーを演じました。

トニーのキャラクターは悪知恵が働き乱暴ですが、ファミリーへの愛情は深い人物です。

ヴィゴ・モーテンセンは、用心棒の役作りのため体重を増やしてより存在感を増しました。

マハーシャラ・アリは、知的で上品な振る舞いの裏に孤独、怒りを抱える複雑な役を演じています。

英語の分らない私にも、上から目線の話し方は見事です。

また、脇を固めるトニーの家族や親類のイタリア系ファミリーの雰囲気をしっかり出しているキ

ャストもリアリティが増します。

 

トニー・リップ役ヴィゴ・モーテンセン|粗野ながら家族思いの用心棒

 

ヴィゴ・モーテンセンが演じるトニー・リップは、ブロンクスのストリートで生きてきた機転とハッタリと腕っぷしの持ち主です。

トニーはイタリア系のコミュニティの中で生きてきて、他の価値観には不寛容というか無関心な人物。

彼は、黒人に対する偏見も強かった。

前半のシーンで、キッチンの修理に来た黒人に、妻のドロレスが出した飲み物のグラスを捨てる

ほどだった。

妻のドロレスは、寛容な人。

しかし、無職のリップは家族を養うため、黒人の主人ドクター・シャーリーのドライバー兼用心

棒を引き受けます。

トニーは、稼ぐことには感情を挟まず、高額で雇われていても対等でビジネスライクなところが

いい。

は、コンサートツアーでの同じ時間と場所をともにすることで、少しづつシャーリーに関心を持ちだします。

シャーリーに対する関心から次第に彼のことを知りたいと思いだすことで、おっさん同士の心の触れ合いが始まる。

リップの考えの変化は妻ドロレスへの手紙に現れていきます。

 

ドクター・ドン・シャーリー役マハーシャラ・アリ|孤独を抱える黒人ピアニスト

マハーシャ・アリが演じるドクター・ドン・シャーリーは、カーネギーホールの上階に住み、複

数の言語と高度な教養を身につけたピアニストです。

鼻につくほどの上品で、トニーにも礼儀や言葉遣いにも注文を付けるため、最初は近寄りがたい

人物です。

トニーも次第にこの行動も、黒人としてのプライドと白人からの蔑視の口実を作らせないためと

分かってきます。

彼最大の苦しみは、白人社会では黒人として排除され、黒人からは白人におもねっていると白眼

視され、安心できる居場所がない孤独です。

彼の心の中にトニーが入り込んできて心の窓を開けて行くところがいいです。

 

トニーの妻ドロレス|手紙が深める夫婦の深いつながり

 

リンダ・カーデナリ―二演じるトニーの妻ドロレス・ヴァレロンガは、旅に出る夫を心配しなら

も、家で子どもを守り、帰りを待つ人物です。

ドロレスは、旅の前にトニーに手紙を書くことを約束させます。

トニーが律義に手紙を書く姿は、ギャップがあって微笑ましいです。

彼女は、この手紙の受取人でトニーの無事と彼の感情の変化を感じさせる重要な存在です。

 

『グリーンブック』感想

 

映画『グリーンブック』は人種の問題をはじめ内容が豊富です。

今回私の関心は,背景の深掘りではなく人間理解がどのように深まっていくかです。

トニーとシャーリーは、始めは雇用主と使用人関係ですが,最後は友人関係に昇華した。

映画では車での移動という特殊な設定ですが、誰もが同じ環境で同じように互いに理解し合える

ようになれるのでしょうか?

言葉は通じても育ちも環境も価値観も異なる大人ふたりは、始めは相手の違うところをピックア

ップしてぶつかります。

しかし、互いの価値観を譲歩するのではなく、相手の価値観をある程度は聞く努力はする。

ここであまのじゃくの私として疑問に思っているのは、相手を理解するって何なのか?

そして、私が大事だと思ったのは映画のふたりは互いに仲良くなろうとは思っていなかったとこ

ろです。

結果的に友情関係になった。

しかし、関係を深めるのに必要な時間があるのかも知れない。

この旅の長さが2か月間という長さが重要だと感じた。

私が同じ立場で、1週間程度だったら無視して終わらせられるし、3か月以上だったら途中で辞め

るかもしれない。

トニーとシャーリーは、車中での会話で少しずつ互いの情況を察していく。

旅の途中でふたりに様々なトラブルが起きるが、トニーとシャーリーの対応の違いも面白い。

街中の酒場でのトラブルに対してはトニーは、荒っぽい暴力で解決します。

他方、黒人に対する理不尽な扱いに対してトニーが警官に暴力をふるって留置所に入れられます.

が、シャーリーは法に則って解決します。

ここで強く感じたのは、ふたりは、別に仲良くなろうとはしていない。

留置所での会話でシャーリーが自分だけ助かる話をして冷たく感じるが、これが当たり前なので

す。

どちらかに同化するのではなく、共通なプラットフォーム上で別の価値観を持っている人たちが

生きている。

トニーの変化のきっかけは、手紙の書き方をシャーリーからレクチャーされたところだと思う。

それ以降、手紙の内容がどんどん良くなり最後はシャーリーから修正の必要がなくなるほどです

トニーは手紙を書くのが苦手だが、ツアーの出発時に妻のドロレスから手紙を書くように約束させられる。

その時には生返事するが、彼は約束を守るために手紙と悪戦苦闘する姿は、用心棒の時とのギャ

ップが面白い。

トニーの手紙は、はじめはシャーリーの言った内容の代筆だったが、手紙を書くことに慣れるこ

とで妻に対する感情も深くなっていった。

彼が、道中で手荒なまねは変わらないが、怒りをコントロールできるようになったのは、手紙を

書くことで感情を整理できる様になったからだ。

トニーは変化というより、今までの彼に人間味がプラスされたところが、シャーリーとの友情関

の土台になっていった。

また、シャーリーにとっても彼自身の強烈な価値観を揺さぶられる異物との接触で新たな人間関

係が始まったと思いました。

まとめ

人間関係って自分がこうなりたいイメージからスタートするものじゃないから、そこが面白いです。

この映画でも、対照的なふたりのおっさんが2か月の旅で旧知の友になる。

しかし、間違えてはいけないのこの関係を目指しては失敗することだ。

日本的には腐れ縁なんてのがピッタリかもしれない。

いろんな人間関係が映画のネタですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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