『ハドソン川の奇跡』映画ネタバレ感想|実話とキャストを比較!

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映画ハドソン川の奇跡 俳優

 

映画『ハドソン川の奇跡』を観ようと思ったのはクリントイーストウッド監督の作品だったから

です。

この航空事故については、知られている事実が多い中での映画化ですから、イーストウッド監督

の視点がよりハッキリすると思いました。

原題は邦題と異なり『Sully』、機長の名前がタイトルになっているので、機長本人からの視点で

展開されています。

実際にトラブルが発生してハドソン川に不時着水するまでの時間は208秒ですが、事故調査委

員会のシーンを通して機長の判断一つ一つが検証されていきます。

後半に映画『ハドソン川の奇跡』を観ての違和感と感想をまとめました。

また、実話をキャストがどう演じたかも書いてます。

 

原題  『Sully』
公開  2016年 アメリカ
監督  クリントイーストウッド 
主演  トムハンクス

 

 

masasun

はじめまして、masasunと申します。

東京で半世紀以上前に生まれました。
映画は子供のころから観ているのでキャリアは
長いです。

学生時代にまとめて深く観ていた経験で少し変わったアングルから紹介できたらと思います。

落ち込んだ時、楽しい時何にも分からないで茫然としていた時に教えてくれたり、聞いてくれたり励まされたりとお世話になってる映画の効用を少しでも伝えられたらうれしいです。

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映画『ハドソン川の奇跡』キャストと役柄

 

俳優  映画内の役名   役柄・実在性
トムハンクス  チェズレイ・サリー・サレンバーガー  実在の1549便機長
アーロン・エッカート  ジェフ・スカイルズ  実在の副操縦士ジェフリー・スカイルズ
ローラ・リニー   ロレイン・サレンバーガー サリー機長の妻をモデルにした役
アンナ・ガン   エリザベス・デイヴィス  NTSB関係者として映画上の人物

           

 

 トムハンクス主演:機長チェズレイ・サリー・サレンバーガー

 

サリー機長ことサレンバーガーは元空軍パイロットでもあり、長年の民間航空会社での飛行経験

を持つベテラン機長です。

冷静で準備を怠らないパイロットであり、責任感から事故後に自分の決断を何度も検討し、社会

の賞賛と国家運輸安全委員会の調査へのギャップの間で極限の精神状態に置かれています。

トムハンクスは、サリー機長を超人的な英雄としてではなく、長年積み上げてきた経験に照らし

て下したハドソン川着水の決断だったと感じさせてくれる演技です。

平時であれば退屈で堅物の印象だと思われますが、いざという時は信頼の厚いある人物とも感じ

させてくれました。

アーロン・エッカートら主要キャストと役どころ

 

副操縦士ジェフリー・スカイルズ役はアーロン・エッカートが演じました。

スカイルズは、極限状態でありながらサリー機長と共に事態へ対応をした人物です。

全く予期しない事態に遭遇したら、今まで積み上げて身についたことで対処するしかないよね。

サリー機長と副操縦士ジェフのコンビネーションもまた奇跡だよ。

もし、副操縦士がパニックになっていたなら奇跡は、はじまらなかった。

私が学生の頃日航機が羽田沖に墜落した事故は、機長の心身が問題だったのを思い出してしまい

ました。

クルーのコンビネーションの問題でも大事故になる.それを考えるとサリーとジェフのコンビは信

じられないことだ。

後で調べたらサリー機長とジェフの副操縦士はコンビを組んで間もなかったとのことでまたビッ

クリしました。

互いにプロフェッショナルですね。

ローラ・リニーはサリーの妻ロレイン・サレンバーガー役として、事故後に自身を取り巻く環境

も激変しながらも、夫を支える存在を演じています。

アンナ・ガンはNTSB側の人物で感情を抑えたクールな役を演じ、映画に緊張感を与えました。

嫌な奴が上手い。

 

映画『ハドソン川の奇跡』にネタバレあらすじ

 

実話なので、時系列に書きます。

映画のモデルは、2009年1月15日に発生したUSエアウェイズ1549便不時着水事故です。

ニューヨークのラガーディア空港を離陸したエアバスA320は、ノースカロライナ州シャーロット

へ向かう予定でした。

しかし離陸直後、機体は鳥の群れに衝突するバードストライクにあい、左右のエンジンの推力を

失います。

サレンバーガー機長と副操縦士ジェフリー・スカイルズは、ラガーディア空港かテターボロ空港

に戻るように管制から指示されていましたが、安全に戻れないと判断しハドソン川へ着水する判

断をします。

このバードストライクから着水までの208秒間の判断が一つ一つ検証されてストーリーが展開さ

れます。

実話に基づいていますが、脚色でサリー機長視点なので、実際のNTSBの印象と異なるところが

あります。

NTSBには誤解のない様にお願いします。

 

『ハドソン川の奇跡』は機長を称えるだけの映画ではない

 

この作品の大部分はNTSB(米国家運輸安全委員会)との調査と公聴会のシーンです。

映画が始まってから、調査に違和感がありましたがストーリーが進むにつれてとても冷静に事故

を描いていると感じました。

原題のSullyにある通り、視点がハッキリしているのでNTSBとは対立関係になるので演出上敵対

するのはやも負えない感じです。

でも、お互い安全のための調査の態度は共通しています。

 

『ハドソン川の奇跡』と称賛された機長がNTSBに疑われたか

 

航空機事故で全員救助されたサリー機長は一躍国民的英雄として称賛されてお咎めなしなのかと

思っていましたが実際はそうではない。

私的に感じるのは、英雄視される人物の足を引っ張る奴が必ずいるということだ。

バードストライクによる事故でも航空会社や保険関係者にとっては大損害ですよね。

映画では誇張してるのかもしれませんが、サリー機長と副操縦士に対する追及は厳しい。

NTSBの根拠は、フライトシミュレーションの結果「ラガーディア空港かテターボロ空港へ着陸できた可能性があった」

この可能性データの通りならば、ハドソン川の奇跡は乗客と機体を危険にさらしたとして評価が

ひっくり返る。

このサリー機長の葛藤がこの映画のテーマだと思います。

天国から国民的に糾弾される人物認定されてしまう、気がおかしくなりそうな状態です。

 

ネタバレ結末:シミュレーションのデータが覆る指摘

 

作品ラストの聴聞会でサリー機長は、NTSBの提出したシミュレーションに重大な条件設定が欠

けていると指摘します。

それは、機体の状況を把握し、選択肢を比較して操縦を開始するまでの猶予時間がないことです。

 

機長の主張が認められ、猶予時間35秒を考慮して改めて検証すると、サリー機長の判断の正しさ

が証明されます。

しかも、管制の指示通り空港に向かっていた場合、地上の損害の可能性まであったのです。

この件で、サリー機長と副操縦士の判断が認められたことは良かったです。

これでサリー機長がNTSBの検証を受けることで、判断を疑われている気持ち悪さが解消しほっ

としました。

 

映画『ハドソン川の奇跡』感想

 

この事故は、実話でありメディアを通じて多くの情報が提供されていても、明らかになっていな

いことが多くあることを感じました。

サリー機長とのカウンターパートになるNTSBは、事故調査を事務的に進める中で嫌われ役にな

ってしまいますがそういう役目です。

作品中でも、調査のシーンでのアングルなどで敵っぽい感じはしますが、明らかに演出上で敵に

はしていません。

NTSBはデータを根拠に物的に検証して結果を出してきましたが、生身の人間の検証例はあまり

ないようです。

それを特徴づけるラストに近いシーンでのセリフが特に印象に残っています。

事故を起こしたコックピット内の音声記録を聞くシーンで「墜落の音声記録を機長・副操縦士と

共に聞いたのは初めてです」

ということは、通常の事故調査委員会ではボイスレコーダーの声の主はこの世にいないということです。

事故調査委員会の結果が翻ることはない。

しかし、『ハドソン川の奇跡』は機長の判断が正しかったことから始まったんだと、人間間違え

も多いけれど、データやシミュレーションだけが最強ではないと感じさせてくれる映画でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

あと、トムハンクス作品の感想も書いてますので読んでみてください。

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