『アイアムサム』あらすじキャスト解説|実話なの?子役の魅力紹介

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アイアムサム あらすじ キャスト 俳優

 

『アイアムサム』は、知的障害のある父親サムと、その娘ルーシーの深い愛情を描いたヒューマ

ンドラマです。

父子の愛情の物語ですが、家族と親権に関して司法、福祉教育など行政との関わり、それに伴う

弁護士との関係など、日常にまつわる事も盛り込まれています。

映画の演出上父子の愛情を優先した視点で作られがちですが、それぞれの問題がバランスよく描

かれています。

故にヒューマンドラマを求めると物足りなさがあるのかも知れません。

あまりにリアルな日常が描かれているので、実話なのかと思われてしまいますが、監督ジェシー

ネルソンやスタッフのリサーチを元にしたオリジナル脚本です。

一見するとドキュメンタリーになってしまいそうな内容ですが、エンターテイメントとしても、

見ごたえのある作品にした大きな要因に娘ルーシーの存在も欠かせません。

見どころの多い作品を楽しむためのあらすじやキャスト、子役の魅力などもまとめてみましたの

で、見てくださいね。

masasun

はじめまして、masasunと申します。

東京で半世紀以上前に生まれました。
映画は子供のころから観ているのでキャリアは
長いです。

学生時代にまとめて深く観ていた経験で少し変わったアングルから紹介できたらと思います。

落ち込んだ時、楽しい時何にも分からないで茫然としていた時に教えてくれたり、聞いてくれたり励まされたりとお世話になってる映画の効用を少しでも伝えられたらうれしいです。

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『アイアムサム』あらすじ

原題  I am Sam

公開  2001年 アメリカ

監督  ジェシーネルソン

上映時間 133分

主演 ショーンペン

子役 ダコタファニング

物語は、主人公サム・ドーソンがコーヒーショップで働きながら、生まれたばかりの娘ルーシー

を育てる話です。

サムは、7歳程度の知能を持つ知的障害者の男性ですが、周囲の助けを借りながら親子は温かな

日々を過ごしていました。

しかし、ルーシーが成長するにつれ、行政はサムの養育能力に疑問を持ち、親権の問題が持ち上

がります。

娘と離れたくないサムは、有能な弁護士リタに助けを求め、法廷で娘と暮らす権利を守る努力を

します。

父子の愛と社会制度がぶつかる中で、周囲を巻き込んで、それぞれが何を大切にすべきかを問い

かけてきます。

また、知的障害のある人たちの一面も、サムと絡む細かいエピソードで描かれ、より自然な作品

です。

『アイアム』キャスト解説

 

サム・ドーソン    ショーンペン

ルーシー・ダイアモンド・ドーソン ダコタファニング

リタ・ハンソン    ミシェルファイファー

 

サム役のショーンペンが演じる知的障害を抱える父親像

 

サムは、社会的には未熟とみなされる場面が多い一方で、娘への愛情、誠実さ、まっすぐな優し

さを持つ人物です。

ショーンペンは、サムを演じているというよりサムになりきっているので、観ていて違和感がな

いです。

彼の演技が自然に感じられるのは、障害を持った人を特別視しない態度から来ていると思います。

彼らの特徴的なしぐさや体の使い方をデフォルメするのではなく、普通の動きとして表現できる

のは秀逸です。

サムとルーシーと仲間が集まるシーンでも画面から感じられる優しさやさらに誇りを感じます。

今までの価値観では、遅い、鈍いと言われるスローな動きですが、彼らの動作が逆に落ち着きを

取り戻させてくれます。

 

ルーシー役の放つ魅力と演技力

 

ルーシーは父サムを深く愛しながらも、自分の成長によって親子関係に変化が生じてしまい、そ

の変化に振り回される7歳の女性です。

ルーシーを演じるのは、映画の設定とほぼ同じ当時7歳のダコタファニングです。

彼女は、子どもらしい無邪気さと、大人びた理解力の両方を自然に表現しています。

大人びた感情を抑えている時と、サムといるときの安心した表情が対照的でとても刺さります。

 

リタ役の弁護士としての存在感

 

リタは、有能な弁護士で成功の階段をどこまでも登っていくタイプですが、仕事の成功とは裏腹

に私生活では、夫婦間や子どもの問題に加え、自分自身の問題も抱えている女性です。

リタを演じているのは、ミシェルファイファーで強烈な強さと脆さを併せ持つ大人の女性を説得

力ある演技で見せています。

『アイアムサム』は、サムとルーシーを中心に展開していきますが、リタはサムと関わること

で、仕事中心の価値観や人との向き合い方を少しずつ変えていく姿も、見どころの一つです。

ドアを蹴破るシーンは最高で彼女のエネルギーを感じるところです。

 

子役ルーシーの魅力紹介

 

改めてルーシーを演じているダコタファニングの魅力は、演技を感じさせない自然さにあります。

ルーシーは父サムを守りたい気持ちと、自分の成長によることで生じる問題で揺れる難しい役で

すが、細かい声のトーンの変化や、目の動き、うなずき、歩き方、しぐさなどで表現できる。

なんと7歳ですよ、驚きますよね。

大人の女性が薬を飲んで、体だけ小さくなるんじゃないかと疑いたくなるほどです。

サムとのシーンで、あるときは妖精、ある時はメンターのように感じられます。

ダコタファニングの演技もすごいですが、作品を観ていて感じたのは、大切なものをまもりたい

思いは、めぐり巡って、自身を守ってくれてることなんじゃないかと思います。

 

『アイアムサム』実話ではなくオリジナル脚本の映画

作品を観ていてとても自然で、現実を元にそのまま映画化したように感じてしまいますが、原作

も実在のモデルがいるわけではありません。

監督のジェシーネルソンによるオリジナル脚本の映画であり、物語や登場人物は創作です。

でも、どうして実話なの?という質問が多い理由は、あまりにもアメリカのリアルを扱っているからです。

監督のジェシーネルソンはじめスタッフが、現代アメリカが抱える問題をリサーチして作品に仕上げています。

映画用に脚色している箇所はありますが、ベースはリサーチによっているのでより違和感なく描かれています。

 

監督がリサーチしたテーマ

 

障害者への社会的視線、さらに障害者による子育てに必要な能力とは?

親権をめぐる裁判、教育・福祉制度の問題点

障害者側からの視点

などを長期間リサーチしています。

LA GOALなど障害者自立支援NPOで長期間リサーチもし、ショーンペン自身も参加したそうです。

私は、障害者に関してまったくの無知ですが、今作品である一面に触れられ、ステレオタイプの

認識にならないよう、自立している方に対しては普通に接していきたいです。

『アイアムサム』感想

『アイアムサム』は見どころがいくつもありますが、私を刺激したのは子役ルーシーの感情表現です。

そのシーンは後半、サムが一回目のルーシーとの面会をためらってしまった理由を伝えるために

里親の家の前で待つ彼に、ルーシーの気持ちが、ストレートにサムに直接ぶつけられるところです。

前半はルーシーの感情表現はことばや顔の表情など細かいしぐさでしたが、後半は体を使った強

い表現に変わったところです。

体の動きを使った表現は、サムの方がでルーシーがですが、ルーシーが感情を爆発させ体で

表現するところは特に印象的でした。

子どもながら大人びた抑制的な対応だけするだけでなく、子どもの内なるエネルギーを感じます。

まとめ

 

『アイアムサム』は、ヒューマンドラマのカテゴリーですが、背景作りが良くできていて多くのタグが付く映画です。

そのなかでも法廷劇としても見ごたえもありますし、行政との対比もバランスが考えられています。

サムとルーシーの父子問題も現時点での解決策で楽観的なエンディングではないですが、困難でも希望が持てるラストでした。

補足ですが、サムの仲間のビデオ会作品に『クレイマークレイマー』というセリフがあるということは、監督も意識の一端にはあったのかな?

 

『クレイマークレイマー』ってどんな映画か関心のある方は、こちらにまとめてあります。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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